そらとば @Taraxacum_a

Note


2024.04.02

揺れる水面


海を見てきれいだと感じるのは、いつも違和感がある。

生命は大昔に海で生まれたわけで、そこで必死に生存競争で戦ってきたわけだ。そして、海での競争に負けた者たちが陸へと逃げ、その末裔が人間だ。海が怖くて逃げてきたはずなのに、どうして海を美しいと感じるのだろう。ずっと違和感を感じている。
水面は海中からは決して見ることができないからかもしれない。海の中にいた時と初期条件が違いすぎるのだ。だったら、魚は陸へとあこがれを感じるのだろうか、鳥は宇宙を夢見るのだろうか。

SF作品などで、宇宙空間で暮らしている人間が、安い命として扱われているのがずっと理解できなかった。宇宙に出られる人なんて、きっとすごいエリートしかいないのだろう、と思っていた。
もしかしたら、スペースコロニーに移住している人たちは、地球を追われた人たちの末裔なのかもしれない。彼らは地球にあこがれを持つのだろうか、それとも、ほかのものに対して郷愁を感じるのだろうか。

話は変わるが、今日は良い曲を発見したので、メモをしておく。



2024.04.01

3月に触れた作品について


3月に触れた作品を書いて行こうと思う。今月はあまり作品に触れていなかった。


R.D.レイン 好き?好き?大好き?

映画


機動戦士ガンダムSEED FREEDOM
オッペンハイマー

アニメ


葬送のフリーレン
勇気爆発バーンブレイバーン


2024.03.31

chair of remembrance


chair of remembrance

1300㎤の世界


chair of remembrance というのは、記憶の中の椅子、という意味です。私の祖父が使っていた椅子を描きました。 この椅子はもう家にはなくて、だからこそ描きたいと思いました。記憶の中のあいまいな形を、僕のわずか1300㎤の脳みその中でこねくり回して、なんとか形作るのは難しいのです。

自分の感じることのできる世界は、例えば目なら水晶体を通った380nm~780nmの可視光線が網膜に移り、それが電気信号に変換されて脳みそに届けられるのだっけかな。体のあちこちに散らばったセンサーを通して、それを脳みそがうまく統合してくれるから私は世界を認識できているはずです。
じゃあ、この電気信号に変換される過程、連続体の世界を不連続な世界に変換する過程で失われたものを私は理解できないのだと思う。ここがずっと気になっています。

話は少し変わって、脳で統合される過程で、現実をセンサーで写し取った主観と妄想(どちらも脳の働きによるもの)が混在する、という文章を読んで、だから人間は小説や漫画なんかの空想のものごとに対して感情移入できるのだと、はっとさせられた。そこは主客未分で、あらゆることがめちゃくちゃで不明瞭なのだと思う。
夢の内容がわかりやすいと思う。夢の中は無茶苦茶な内容があったりする。時系列がおかしくて、物理現象も見当がつかない。でもそれは調和している。自分でも何を言ってるのかわからなくなってきた。文章を書くと思考が整理できたりするのだけれど、逆に風呂敷をたためなくなることもある。いま、連続体の世界→センサーを通して電気信号に変換され不連続な世界→脳の中の不明瞭だが連続している世界、という図式ができたような気がする。

意識は生存に有利に働くため生まれた、と何かの本で読んだことがある。自分の頭の中で世界をシミュレートすれば、自然で命を失う前に危険を予測できる。そして、シミュレートするためのパラメータとして自分自身を考える必要に迫られた。だから「私」が生まれた。だから脳みその中も連続体をシミュレートしているのは当然なのかもしれない。
もし人間がイデアのようなものを認知できるとしたら、それは自分の頭の中に宇宙を再現していることであり、いまだ光速で膨張を続ける138億年の世界が自分のたった1300㎤の頭に収まるというのは、とても不思議な気がする。そんなことしたら、頭が破裂してしまうのではないだろうか。


2024.03.25

お手紙のお返事


お手紙ありがとうございます。お返事を書いていきます。

夏目漱石さん


そうです。ねこですにゃ~。

名無しさん


ありがとうございます!個人サイトを作るの面白いので、ぜひぜひ!
参考にした書籍を紹介させていただきます。

本当によくわかるHTML&CSSの教科書



2024.03.20

ドヴォルザーク:《ユーモレスク》 変ト長調 Op101 第7番



昼寝をしていて、目が覚めた時にちょうどこの曲が流れてきました。
牧歌的なノスタルジーを感じて、とても良い目覚めでした。